【VPN】意外と知られていないけど実は面白い!【ロシアからのアクセスが急増中!】

VPNのススメ セキュリティー
パソコン博士Taiki

こんばんは!こんにちは!パソコン博士Taikiです。

今回は、【VPN】についてご紹介します。

最近、テレワークが普及して、耳にするようになってきたけど、VPNってよく分からない・・・

どうやってVPNを選べばいい??

ロシアからのアクセスが急増中の理由とは?

そんな【VPN】についての疑問や、メリット・デメリットを詳しく解説していきます!

さらに、おススメのVPNもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

こちらの動画でも詳しく解説しているので、参考にしてください!

VPNとは?

VPNとはVirtual Private Networkの略称で、インターネットを利用して、仮想的な専用線を構築する技術です。

一般的には、公衆回線であるインターネットを使って、オフィスなどのプライベートなネットワークにアクセスするために利用されます。

VPNを使うことで、自宅や外出先など、どこからでもプライベートなネットワークに接続することができるんです。

つまり、インターネット(色んな人の通信が入り乱れるこの公衆ネットワーク)の中に、あなたの為の(専用線)的なものを仮想的に作りましょうという意味です。

想像してみてください。

盗賊がいっぱい出る治安の悪い道を、歩いて進むのは危険だけど、目的地まで送ってくれるタクシーがあれば安全ですよね。

このタクシーがVPN!こんなイメージです。

VPNにはいくつか種類がありますが、ここからはインターネットVPNについて解説していきます。

VPNのメリット

盗聴や監視から、データを保護することができる

VPNの利用する最大の目的が、セキュリティを高めることだと思います。

もう少しだけ専門的に説明すると、VPNはトンネリング・暗号化・認証の3つを使って、あなたの通信の安全を守ります。

情報が行き交うインターネットの世界で、あなたの端末と通信先までの間に、仮想的なトンネルを作って外部から見えなくしてしまいます。

さらには、そのトンネルを通るデータを暗号化してしまい、箱に詰めて鍵をかけます。

例え、このデータが見られてしまっても、暗号化されているので情報を見ることはできず、
さらには認証された鍵がなければ、この暗号化を解くことができないんです。

これでもう安心。これだけ何重にもセキュリティーを掛けていれば、さすがに安全ですよね。

Wi-Fiなどの公共ネットワークを安全に利用できる

公衆のFree Wi-fiは、簡単に盗聴されてしまいます。

VPNを使うと、盗聴されなくなるんです。

Starbucksで公衆WIFIが盗聴される仕組みを動画にUPしているので、ぜひ見てみてくださいね。

ネットワーク通信経路を完全に隠すことができる

刑事さん
刑事さん

海外のサーバーを経由していて、追跡できません!

サスペンスドラマとかで、よく刑事さんが言っているのを見たことがありませんか?

VPNはまさに、この状態なんですね。

利用者の通信経路を完全に隠すことで、追跡できなくすることができます。

さらに、一部のVPN企業は、ユーザーデータをログに記録しないため、プライバシーが強化されます。

VPNの本来の目的ではないですが、セキュリティーを高めた結果の副産物となってるんですね。

海外のWebサイトにアクセスできる

VPNでは、どの国のサーバーを経由するか選択できます。

海外のサーバーを選択することで、日本ではアクセスすることができない海外のWebサイトに繋がることができます。

反対に、日本でしか利用できないサービスを、海外にいながら使うことができるんですよ。

例えば、あなたはトルコにいて、日本にいる友人にPayPayで送金したい!と思っています。

PayPayは日本でしか利用できない仕組みなので、トルコにいるあなたはアクセスすることができません。

ここで、VPNのサーバーを日本に切り替えると、トルコにいながらもPayPayが使えるようになるんです。

サーバーを自由に選択できることで、色々な使い道がありますね。

海外の情報を簡単に入手することもできるんす。

例えば、ロシアや中国など通信規制が引かれている国でも、VPNを使えば他の国の情報を収集することができるということです。

筑波大学が公表しているVPNのログによると、この数ヶ月でロシアから日本へアクセスが8倍にも急増しているそうですよ。

今の事態をおかしいぞと思ったロシア国民が、VPNを使って情報規制の目をかいくぐり、真実の情報を海外に求めている、ということなんですね。

同様に中国からもアクセスが多いようですよ。

VPNのデメリット

さて、ここからはVPNのデメリットを3点ご紹介します。

接続速度が遅い

VPNは、専用装置やアプリからVPNサーバーを経由することで、通信の安全性を担保しています。

サーバーを経由する分、余分な処理がかかるので、通信が遅くなってしまいます。

あなた
あなた

どれぐらい遅くなるん?

TAIKI
TAIKI

サーバーの能力次第なんです

お金をかけた処理速度の高いサーバーであれば全く問題ありませんが、貧弱なサーバーだとかなり悲惨な結果になってしまいます。

VPN会社によるサービスの差が大きい

コロナ禍でテレワークが増えたことにより、利用者が爆発的に増え、サーバーがパンクしているVPN会社も多くなっています。

サーバーを用意する企業は、利用者の増加とともに、多くのサーバーを用意する必要があります。

サーバーを追加するには、かなりの資金が必要になりますよね。

言い換えれば、VPNを提供する会社の資金力と通信の安定性は比例していると言えます。

中小規模のVPN会社は本当に遅いです!

情報漏えいのリスク

あなた
あなた

VPNって安全ちゃうん?誰や?何でや?

TAIKI
TAIKI

実はVPN提供会社が危ないんです

VPNを使ったデータ通信は、ハッカーに対しては強力な防御力を持っています。

しかし、VPNを提供している会社はデータを見ようと思えば、見れてしまうという問題があるんです。

昔は人の集まる所に金が集まりましたが、現在では、データが集まる所に金が集まります。

ビッグデータが欲しい企業と、そのデータを持っている企業がいれば、そこにビジネスは生まれますよね。

VPNならどれでも安心!ではなくて、私たち利用者が安心なVPN会社を選ぶことがポイントです!

VPN会社を選ぶポイント

資金力の高い大手会社を選ぶ

VPNの速度や安全性は、VPNを提供している会社の資金力に比例するので、考慮すべき重要なポイントです。

大手で資金力の高いVPN会社を選びましょう。

接続速度を考慮する

接続速度は使用するサーバーの容量に依存するため、高速サーバーを備えたVPN会社を選択することが重要です。

安全な通信だけでなく、サクサク通信できることも、とても大切なポイントですよね。

ユーザーデータ ログポリシーを確認する

安全に通信していても、大切なデータをVPN会社に奪われてしまっては意味がありませんよね。

ログなしポリシー、つまりユーザーデータをログに記録しないポリシーを持つVPN会社を選択することが重要です。

さらに第三者機関からの外部評価を受けている会社であれば、さらに信頼度が増しますね。

同時に接続できるデバイスの数を確認する

必要な数のデバイスを接続できるVPNを選択することが重要です。

どこのVPN会社でも、平均5台くらいは同時に使えます。

仕事で利用する場合などは、デバイス数も増えるので、事前に必要な同時接続数を確認しておきましょう。

無料のVPNは使用しない

無料で提供している会社も多数ありますが、やはり訳あり会社なので危険です。

莫大なお金を使って、無料サービスを提供し続ける!ような会社があるはずないですよね。

ユーザーからの利用料は無料でも、運営費を手に入れるために、どこからか収入を得る必要があります。

それが、利用者の情報となっています。

あなたの大切なデータが、無料VPN会社を運営する資金になっているかもしれません・・・

さらに、サーバーの性能が低く、台数も少ないため、通信速度が遅くなります。

おススメのVPN会社

NordVPNとExpressVPNの2つは、世界シェアトップクラスの優良VPN会社です。

信頼性が高く、速度が低下が少なく、使用料金が安いのが特徴です。

さらにノーログポリシーに関して、第三者機関から認定を受けているので、安心ですね。

どちらも、月額1,000円前後で利用することができます。(為替レートにご注意ください)

NordVPN

NordVPNは、2年間契約ではさらに安くなり、月額300~400円前後くらいで利用することができますよ。

さらに、6台まで同時接続できるのも嬉しいポイントですね。

ExpressVPN

Express VPNは、通信速度が速いことが特徴です。

速度を追求したければ、ExpressVPNがいいかもしれませんね。

Expressは5台まで同時接続可能です。

NordVPNとExpressVPNは、どちらも海外の企業なので、サポートメールが英語対応となっています。

ただ、契約やアプリ操作は日本語でできるので、安心してくださいね。

セカイVPN

どうしても日本企業がいい!という方には、セカイVPNをご紹介します。

セカイVPNという名前ですが、世界中にサーバーを置いているわけでなく、使える国はごく少数に限定されます。

海外のトップ大手企業と比べれば、日本企業は規模も資金力も到底及ばないと言うのが現実です。

値段も高く、通信速度も遅いという残念な結果になってしまいます。

さらに、ノーログポリシーを見つけることができませんでした。

サポートメールに日本語で回答してほしい方向けに、日本企業の中で紹介するなら・・・といった感じですね。

筑波大VPN

参考までに、無料VPNを一つご紹介しておきます。

筑波大VPNは、学術実験として研究費で運用されているため、無料VPNの中では少しだけ安心度が上がかもしれませんね。

セキュリティ目的ではなく、他の国の情報を見たいときに限定して使うなど工夫してみてください。

やはりリスクが高いので、無料VPNの利用はおススメしません。利用する場合は自己責任でお願いします。

まとめ

今回は、インターネットVPNのメリット・デメリットや、VPN会社を選ぶポイント、おススメのVPN会社をご紹介しました。

最後に、一つだけ注意点があります。

VPN=安全安心というイメージがありますが、VPNで安全になるのは通信だけです。

通信を傍受(盗聴)される心配は、ほぼ無いと言っていいんですが、危険なサイトにアクセスしたら
意味ないので、ここを勘違いしないでくださいね!

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