TSMCがアメリカに1,000億ドル投資！日本への影響は？

こんにちは、Taikiです！

半導体業界にビッグニュースです。

台湾の半導体メーカーTSMCが、アメリカに1,000億ドル（約15兆円）を投資することを発表しました！

TSMCはすでにアリゾナ州に工場を持っていますが、今回の追加投資でさらに5つの最新鋭工場を建設し、アメリカでの生産を大幅に強化する計画です。

なにがスゴイ？

TSMCが1,000億ドルを投じて、アメリカでの生産を大幅に拡大。

これにより、半導体の供給体制が大きく変わり、台湾依存が減少します。

さらに、アメリカ企業との結びつきが強まり、日本の半導体産業にも影響必至。

この動き、ただの投資話では終わりません。

トランプ大統領の政策で、アメリカ国外で生産した半導体には高い関税がかかる可能性があります。

それなら「アメリカで作ったほうが得じゃん！」という判断ですね。

スマホ、PC、AI、自動車、すべてに必要な半導体。

今後は、工場や研究開発センターを設立し、アメリカ国内での生産を増やす計画です。

最先端の半導体が、台湾ではなく、アメリカで開発・製造される可能性があるということです。

近年、中国と台湾の緊張が高まり、「もし台湾で何かあったら、世界中が半導体不足に？」という懸念がありますよね。

TSMCがアメリカに工場を作ることで、「台湾だけに頼らない供給体制」を作ろうとしているわけです。

Apple、NVIDIA、AMDなど、TSMCの大口顧客はほぼアメリカ企業。

「アメリカで作ってくれたら安心して発注できる！」という思惑があるのも確かです。

実際に、今回の投資計画の実現にアメリカ企業の協力があったことをTSMC会長が明かしています。

TSMCのアメリカ進出、日本にも大きな影響を与えそうです。

TSMCは熊本にも工場を建設しましたが、アメリカでの大規模投資が進めば、日本との競争が激化する可能性も。

「やっぱアメリカ優先するわ」と言われると、日本側はちょっと焦りますよね。

でも、悪い話ばかりじゃないかも？

TSMCの工場では、日本の半導体製造装置や素材がガンガン使われます。

たとえば、東京エレクトロン、SCREEN、信越化学、JSRなどは、TSMCの投資拡大でビジネスチャンスを増やせるはず。

TSMCのアメリカ進出が進めば、日本の企業も「ウチもアメリカに工場作る？」と考えざるを得なくなるかもしれません。

特に、ソニーやルネサスなどは「どこで作るのがベスト？」という判断を迫られることになりそうです。

✔ アメリカでの半導体生産が拡大し、台湾依存が減少
✔ 台湾有事のリスクが軽減され、供給網が安定
✔日本の半導体業界にとってはチャンスとプレッシャーの両方がある
✔ 日本企業もアメリカ投資を検討する流れになるかも？

「半導体は21世紀の石油」とも言われる超重要な分野。

TSMCのアメリカ投資は、世界の半導体市場に大きな波を引き起こすことになりそうです。

日本はこの流れにどう乗るのか？

今後も注目ですね！