こんにちは、TAIKIです!
今回は、ヤバすぎるAI、「DeepSeek」について解説していきます。
情報が多すぎて、何がどうなっているか分からない!という方も多いのではないでしょうか。
一体、DeepSeekの何がすごいのか見ていきましょう。
DeepSeekの何がすごいのか
それは、無料で使えるにもかかわらず、ChatGPTの最上位モデルを超えると言われている点です。
ChatGPTのo1 をフルアクセスで使おうと思ったら月額3万円かかるのに、それ以上の性能を持つAIがタダで使えるなんて、まさにゲームチェンジャー。
リリースと同時にApp Storeのダウンロードランキングで日本とアメリカの1位を獲得し、爆発的な人気を誇っています。
このAIの登場により、NVIDIAをはじめとするアメリカの半導体企業に衝撃が走りました。
実際にNVIDIAの株価は一晩で17%も暴落し、関連企業のオラクルやブロードコム、アームも大幅に下落しました。
ウルトラCの技術がヤバい
しかし、本当にやばいのはその裏側にある技術です。
AI開発には高性能GPUが必須です。
例えば、OpenAIはChatGPTの学習に1億ドル分のNVIDIA製GPUを購入しました。
しかし、中国は最新のNVIDIA GPUを輸入禁止されているにもかかわらず、DeepSeekを開発。
つまり、中国は旧世代のGPUだけで世界最強クラスのAIを作ってしまったんです。
しかも、その開発コストはわずか500万ドル程度。
アメリカの1/20のコストで競争に勝ってしまったんです。
こうなると、「もうNVIDIAのGPUいらなくない?」という話になり、NVIDIAの株価が暴落したのも納得です。
このDeepSeekを作ったのは、中国の若き天才エンジニア。
詳細な技術は明かされていませんが、既に分かっているのは、以下の点です。
- 計算の精度をフルで使わず、必要な瞬間だけ全力を出す
- AI学習の効率を極限まで高め、不要なリソースを省いた
しかし、いくつかの疑惑も浮上しています。
- 中国は他国からNVIDIA製GPUを密輸している?
- DeepSeekがChatGPTのデータを盗んだ?
特に2つ目については、ブルームバーグが「DeepSeekはChatGPTのAPIを利用してデータを学習させた」と報道。
これが事実なら規約違反ですが、それだけで世界最強のAIを作れるとは考えにくいです。
さらに、中国はDeepSeekをオープンソース化し、誰でも使えるようにしました。
つまり、世界中の開発者がこの技術を利用できる状態になり、もはや中国の技術が世界に拡散するのは時間の問題です。
使用禁止の国が出ている?
すでに、イタリアやアイルランドがDeepSeekの使用禁止を発表しました。
アメリカも国家安全上の懸念を理由に禁止する可能性が高いですが、この流れを止めるのは難しそうです。
また、DeepSeekの性能についても議論が分かれています。
「ChatGPTを超える」と言われていますが、それは中国側の発表であり、実際に試したユーザーの中には「中国政府に都合の悪い質問には答えない」などの制限を指摘する声もあります。
つまり、AIの性能そのものは優れていても、どの国でどのように使われるかによって評価は変わるということです。
今後どうなる?
これから先、AIの勢力図は大きく変わると予想されます。
NVIDIAのGPUが完全にオワコンになるとは思いませんが、その役割は今後大きく変わっていくはずです。
たとえば、自動運転やロボット工学などの分野では引き続きGPUが必要とされています。
いずれにしても、DeepSeekの登場は世界のAI競争を大きく変える可能性があり、今後の展開が非常に気になりますね。
注意点!
最後に重要な懸念点を挙げておきます。
DeepSeekの利用規約には、「入力した情報はすべて利用させていただきます」と明記されています。
収集した情報は中国のサーバーで保存されるとの報道もあります。
さらに、DeepSeekが他のアプリやサービスに組み込まれた場合、意図せずに個人情報を提供してしまう可能性があることも注意が必要です。
まとめ
今回は、DeepSeekについて解説しましたが、いかがでしたか。
現時点での情報を整理してみましたが、決して利用を推奨する内容ではありません。
DeepSeekを利用する際は、くれぐれも自己責任でお願いします。
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